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お知らせ 2025.04.03

令和6年度:デジタル技術を活用した障害福祉サービス事業所等支援事業の実施について

はじめに

株式会社わかばケアセンター(以下、当社)は、令和5年度に実施した全8事業所へのICT機器導入の成果を踏まえ、令和6年度は新規開設および他法人からの事業譲受という背景を持つ「わかばケアセンター江戸川」においても、同様のデジタル技術を活用した業務効率化と職員の負担軽減に取り組みました。本事業も、東京都の「デジタル技術を活用した障害福祉サービス事業所等支援事業」の補助金を活用しております。

【事業概要】

本事業は、わかばケアセンター江戸川を対象とし、情報共有の迅速化と業務効率化を目的としてICT機器を導入しました。

【導入機器】

  • HP Chromebook x360 14b-cd0004TU
  • CEU for BiZ anual 1Y (Chrome Enterprise Upgrade)

【導入の背景と目的:前年度の成功モデルを新規事業所へ】

令和5年度に、当社は全社的にChromebookと「Chrome Enterprise Upgrade」を導入し、セキュリティを担保しながら情報共有を円滑にする運用モデルを確立いたしました。

令和6年度の取り組みは、その成功モデルを新規事業所である江戸川へ展開(横展開)するものです。新規開設および他法人からの事業譲受という背景を持つ江戸川事業所だからこそ、早期に当社の標準業務フローを浸透させ、質の高いサービスを提供できる体制を整える必要がありました。前年度に確立したICT基盤を活用することが、その最短かつ最適な手段であると判断し、本事業を実施するに至りました。

【導入の成果と今後の展望】

前年度の知見があったことから、江戸川事業所への導入はスムーズに進み、年間業務時間で13.9%、年間作成文書量で15.3%という具体的な削減効果を達成しました。

▼ ICT導入による業務の変化

  • 支援記録の作成時間短縮: 1件あたりの平均処理時間が5分から4分に短縮されました。
  • 場所を選ばない業務遂行: 支援現場や外出先でも支援記録の作成が可能になりました。
  • コミュニケーションの活性化: Chromebookのカレンダーやチャット機能を活用することで、職員間のスケジュール調整や情報共有が円滑になり、リアルタイムでの連携が可能になりました。
  • 場所を選ばない業務遂行: 支援現場や外出先でも支援記録の作成が可能になりました。

【モデル事業としてのポイント】

少数精鋭でのICT推進と、合併事業所における業務フローの統合
ICTの推進体制としては、本部のシステム担当者1名と、業務に精通した事業所の担当者1名という、少数精鋭の体制で臨みました。
導入にあたり特に工夫した点は、合併した事業所と当社のそれぞれの業務フローを詳細に比較・検討し、統合による効率化を大幅に図ったことです。 これは、同様の状況にある他の事業者様にとっても、非常に参考になる点かと存じます。
一方で、職員の中にはChromebookの操作に不慣れな者もおり、Windows PCとの併用を余儀なくされているという課題も明らかになりました。 今後は、操作研修などを実施し、よりスムーズなChromebookへの移行を目指してまいります。

▼ 今後の取り組み

今回のICT導入によって創出された時間は、ペーパーレス化の推進によるさらなる業務効率化や、場所を選ばないオンライン研修の機会を増やすことによる職員のスキルアップに活用していきます。 これにより、お客様へのサービス品質の更なる向上に貢献してまいります。

関連資料

免責事項

本記事は、株式会社わかばケアセンターが独自に作成したものであり、東京都の公式見解ではありません。

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